敏感肌の予防について
敏感肌にならないようにするためには、その原因となるものを作らないようにすることです。遺伝的なアレルギー体質や気候の変化など、自分自身ではどうにもならないものもありますが、予防が可能なものもあります。
例えば屋外では気温や湿度を変えることはできませんが、室内では自分で調節することが可能です。敏感肌は、肌が乾燥し角質層を支えるセラミドなどが不足することにより、肌のバリア機能が低下して起こるので、できるだけ乾燥しないようにすることが大切です。
暑い季節や寒い季節の室内というものは、クーラーや暖房器具の使用によって非常に乾燥しているものです。長時間そのような部屋に居続けると、肌が乾燥し敏感肌の原因となりますので、適度に加湿をすることが重要となってくるでしょう。
また、適度な運動をして汗をかき、皮膚を潤すことも敏感肌の予防につながります。ただし、あまり汗をかきすぎると、体内の水分が蒸発してしまい乾燥状態になるので、十分な水分補給を心がけるようにしましょう。
いずれにしても、汗をかくことは新陳代謝を促進し、皮膚の生まれ変わりにも効果的であることは確かです。その他では、肌を必要以上に刺激しないように気をつけることです。敏感肌は極端に外部からの刺激に弱いので、洗顔時や入浴時に肌をこすり過ぎないようにしましょう。また、低刺激性の洗顔剤や石鹸を使うようにすることも大切です。